10月1日の内定式

今週は多くの会社で内定式をしたと思います。

土曜日の1日にやるのか、平日月曜日の3日にやるのか、誰も興味はなかったと思いますが、地味に気になるところでした。

 

過去には大学関係者より「平日に内定式と言って学生を連れて行くのは何事だ」と言われた内定式。

なぜやるのでしょうか。

 

これは入社式も同じでしょうけど、契約の場なんですよね。

内定式であれば半年後の入社をお互いに約束(契約)する場になります。

なので、恐らく参加を強要する企業はないはずです。契約しない方のその日における信用が落ちるだけ。契約する日を別の日にすることもできるはずです。

 

なんで契約するかと言うと信用できないからです。

「そんな信用できない人を採用するな」という声もわかりますが、どんなに長期間一緒にいた人であっても数百万円のお金は渡せないですよね?採用は一人あたりに数百万がかけられている事業です。予定の人数を採用するために大量のお金をかけていることを意味します。

それが入社のタイミングで欠けるというのは損失なんです。それこそ利益から減るんです。数百万の損失なんです。少しでも安全に進みたくなりませんか?

だから別日でも契約を結びたいんです。

 

という意味で、別に土曜日にやっても平日にやっても変わりません。

学生からすると土曜日の方が授業や学事日程に影響なくて助かるかもしれません。

でもそれに対応するには企業が土曜日に出社しないといけないんです。学生の立場ではありがたいかもしれませんが、その会社は他の会社等のために土曜日出勤の多い会社かもしれません。

 

その辺の判断はどの立場から見るかで変わる話なので、色々な視点で入社後を考えるようにできるといいですね。